「零細企業などの小さい会社への就職はやめといたほうがいいの?先輩から強くやめとけと言われたんだけど。。。」
こんな疑問、悩みに答えます。
このブログでは「零細企業への就職を検討している方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 零細企業はやめとけと忠告される理由を他企業規模から比較検証
- 零細企業などの小さい会社に務める3つのリスク
- 零細企業に向いてる人・向いてない人の特徴
- 零細企業のリスクを避けて就職に成功する方法
従業員数わずか2桁以下の「零細企業」
ベンチャーとも呼ばれますが実態はブラック企業が多いです。
なぜなら、大企業に比べてもコンプライアンス意識が低いことが原因として考えられます。
零細企業への転職はやめとけ?
結論からいえば、目的なき就職はやめておいたほうが無難です。
理由と零細企業などの小さな会社に勤めるリスクも詳しく解説していきます!
結論、零細企業(小さい会社)への務める強い意志がなければ就職はやめておくのが無難です。
なぜなら、企業規模別に比較しても零細企業が最もリスクは高いから。
待遇面、事業の安定性と将来性、異性からの評価すべてを取ってもデメリットです。
さらに零細企業が特に法令に違反するブラック企業が多いのも現実問題あります。
リスクと自己実現を天秤にかけた時、どちらを取るか?
つまり、零細企業に転職してまで叶えたい夢がなければ避けるのが賢明だと断言できます。
そしてブラックな零細企業のリスクを避けて転職に成功したい方は就職エージェントの利用をおすすめします。
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零細企業はやめとけと忠告される理由を他企業規模から比較検証
一般的に零細企業(小規模企業者)の定義は上記の通り。
従業員数が2桁以下の非常に小さな会社のことを指します。
そして零細企業への就職を考えた時、周囲からは「やめとけ」と忠告してきます。
「息子が零細企業へ就職すると言って聞きません。息子は最近になって、数年前に大学の先輩が立ち上げたという小さなベンチャー企業へ就職すると言い出しました。親としては子供の意見を最大限尊重したいと思って今まで育ててきましたが、今回の件は全く賛同できません。」
引用: Yahoo!知恵袋「就職活動」
なぜやめとけといわれるのでしょうか?
周囲が冷ややかな態度を取るのには、明確な理由があります。
ここでは零細企業はやめとけと忠告される理由を他企業規模から比較検証していきます。
【やばい理由1】給料が低いから
まず1つ目のやばい理由が「給料が低いから」
上図は厚労省公表の企業規模別の賃金格差を示した資料。
見ての通り、大企業や中小企業に比べて零細企業は著しく低いのが分かります。
平均でみれば大企業で「37.7万円」、零細企業が「30.2万円」
その差はなんと『7万円以上』と大きな開きが生じてしまっています。
そして見るべきポイントは年齢に応じた賃金格差。
20代若手で比較すれば差は小さいものの加齢とともにその差は大きくなる特徴があります。
この理由は企業規模別の昇給スピードにあります。
大企業になればなるほど昇給額は年齢に応じて高くなり、昇給スピードに差が生じます。
つまり、将来性・安定性の観点からみても零細企業は圧倒的に不利であることが分かります。
関連記事:低学歴でも高収入を狙える仕事8選【年功も関係なく下剋上可能なスキルも紹介】
【やばい理由2】法定外福利はほぼ未整備だから
次に挙げられるやばい理由が「法定外福利はほぼ未整備だから」
法定外福利とは企業独自に任意に実施する福利厚生のこと。
法律で義務化された法定福利以外の従業員満足度を向上させる施策として取り入れられています。
これら法定外福利も企業規模別に比較すると優遇差が顕著に現れます。
上図は従業員数別にまとめた労働者1人あたりの法定外福利費。
1,000人以上の企業における費用は「9,237円」
100人未満の零細企業の場合、費用は「3,883円」
その差はなんと『約2.4倍』
2倍以上も企業規模が違うだけで受けられる福利厚生サービスも異なります。
特に差が大きいのが「住居に関する費用」
住宅手当やローンの福利厚生関連でその差は『約7倍』!
零細企業は存続をかけ利益獲得を最優先に経営を行います。
つまり、従業員への待遇面のフォローは手薄になりがちだということです。
関連記事:【ストレスのない仕事ランキング】悩みの原因別におすすめ15個を厳選紹介
【やばい理由3】社会的信用力が低いから
3つ目のやばい理由が「社会的信用力が低いから」
社会的信用力とは一言でいえば「見えない価値」
クレジットカードや住宅ローン、銀行借入。
これらの「借りる」行為は社会的信用力があるからこそ成立する取引。
会社でも社会的信用力は事業運営において重要課題です。
判断材料に用いられるのは、主に「財務体質」「事業の成長性」「経営者」
つまり、社歴が浅く事業も安定しない零細企業の社会的信用力は十分にないといえます。
実際、信用保証協会の利用状況を確認しても明らかです。
信用力が乏しいことを理由に従業員数が小さくなるほど利用割合は高い傾向にあります。
【信用保証協会を利用していますか?(従業員数別)】
【やばい理由4】倒産率が著しく高いから
そして特に慎重になるやばい理由が「倒産率が著しく高いから」
会社が倒産してしまっては従業員は路頭に迷います。
倒産せず、事業の発展と安定的な成長を実現すべく企業活動は日夜行われています。
しかし、全倒産件数のうち零細企業が倒産した割合は『89.9%』
(全倒産件数「7,809件」のうち、零細企業の倒産件数は「7,020件」)
つまり、倒産するほぼすべての企業が従業員数2桁以下の小さな会社が真っ先に倒産する現実があります。
そして何より恐ろしいのが「企業の生存率」
起業して1年後の生存率は『約72%』、3年での生存率は『約50%』
(出典:中小企業庁「中小企業白書」)
3年経つと約半数の零細企業がすでに倒産している計算になります。
【やばい理由5】異性からモテない可能性あり
最後のやばい理由としては「異性からモテない可能性あり」
零細企業勤務だと高確率で異性からモテない可能性があります。
なぜなら、現代社会で特に異性に求めるのが「経済力」と「安定性」だから。
以下企業別に示した理想の異性調査をご覧ください。
重視するポイントで最も高いのは「給与額」
次いで「雇用形態」、「福利厚生」と企業規模が大きくなるほど有利といえます。
つまり、経済的にも将来的にも不安定な零細企業は異性にモテず。
異性にモテたい方は、大企業など名だたる有名企業に転職したほうが賢明です。
関連記事:男性フリーターは結婚できない?【結論難しい!でも悩みを解決する方法あり】
零細企業などの小さい会社に務める3つのリスク
零細企業はやめとけの理由についてまとめてきました。
世間の認識と企業の実態に大きな差はないことが分かりました。
ですので、足元の待遇面でも将来性の観点からも零細企業への就職はやめておくのが無難です。
ただ他にも零細企業に勤めるデメリットはあります。
身の危険さえも感じる零細企業などの小さい会社に務める3つのリスクを解説していきます。
【リスク1】ブラック企業の遭遇確率が高い
大前提として他の企業に比べても「ブラック企業の遭遇確率が高い」
法令に違反するいわゆる「ブラック企業」
日本にどれくらいのブラック企業が存在するかご存知でしょうか?
答えは『約7割』です。
(出典:厚労省「労働基準監督年報」)
そして法令に違反する企業の多くは中小・零細企業が占めています。
(出典:東京商工リサーチ「「労働基準関係法令の違反企業332社」企業実態調査」)
つまり、零細企業に就職すると高確率でブラック企業に遭遇してしまうことになります。
実際、実業家のホリエモン氏も以下YouTube動画で語っています。
「零細企業(スタートアップ)はブラック企業」、だからこそ覚悟が必要だと断言されています。
覚悟や目的がないなら零細企業への転職は避けましょう、大半は後悔します。
関連記事:新卒で就職した企業がブラックだった?大半は黒です【理由と失敗しない転職方法】
【リスク2】パワハラへの意識が低い
そして社会的に問題なのが「パワハラへの意識が低い」
パワハラへの対応を調査した資料があります。
以下資料の通り、従業員数が多いほど取り組みは非常に充実しているのが分かります。
【パワーハラスメントの予防・解決のための取組の実施状況(従業員規模別)】
従業員数1,000人以上の大企業の場合「88.4%」
『約9割』とほぼすべての大企業でパワハラへの取り組みがなされています。
一方、100人未満の零細企業はわずか「26%」
4社中1社しかパワハラに対して予防や解決のための取り組みが実施されていないことになります。
つまり、零細企業の4社のうち3社はパワハラへの意識が低い(=リスク)という現実があります。
関連記事:「仕事辞めたら人生楽しすぎ?」←人生の選択肢が増えて心から楽しめます
【リスク3】過剰なノルマを課せられる
事業の特性上必然的に生じるのが「過剰なノルマを課せられる」
特に社歴の短い零細企業にとって利益確保は最優先事項。
現預金が底をつけば経営は立ち行かなくなり、倒産リスクは免れません。
展開するビジネスモデルにもよります。
ですがその多くは、経営の安定軌道(倒産回避)のため、従業員に対し厳しいノルマを課すのは当然の結果。
つまり、零細企業のほとんどは長時間労働が当たり前でノルマも厳しい特徴があります。
零細企業に向いてる人・向いてない人の特徴
ここまで零細企業の務めるデメリットとリスクを解説してきました。
リスクは高くとも向いてる人はいます。
実際、デメリットだと分かっていてもあえて零細企業を選ぶ人もいます。
ここでは零細企業に向いてる人・向いてない人の特徴についても触れていきたいと思います。
零細企業に向いてる人の特徴3選
まず零細企業に向いてる人の特徴3選は以下の通りです。
- 事業の安定性より自己実現や自己成長に期待したい人
- プライベートより仕事のやりがいを取りたい人
- 20代若手や独身で子供がいない人
零細企業に向いてない人の特徴3選
そして零細企業に向いてない人の特徴3選は以下の通りです。
- 待遇や事業の安定性で会社を選びたい人
- 仕事のやりがいよりプライベート重視の人
- 家族がいて子供もいる将来への備えを考えたい人
一言でいえば「仕事よりプライベート重視の人」
子供のいる家族でも零細企業は避けるのが無難です。
なぜなら、倒産リスクが高く、十分に養えない可能性があるからです。
リストラにでもあえば、家族もろとも路頭に迷うことになりかねません。
零細企業に向いてない人は大企業一択です。
大企業・上場企業への転職には、必ず転職エージェントの力を借りて進めましょう。
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零細企業のリスクを避けて就職に成功する方法
「やっぱり零細企業への転職は避けようかな・・・小さな会社を避けつつ就職成功率を上げる方法はありますか?」
ここでは零細企業のリスクを避けて就職に成功する方法をご紹介していきます!
結論からいえば「就職のプロに相談が賢明」
その就職のプロというのが「就職エージェント」
ただ就職エージェントといっても今では多くのサービスがリリースされています。
選び間違えば目的にそぐわないサービスを受ける羽目になります。
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まとめ:将来性と安定性を考えても零細企業だけはやめとけ
零細企業はやめとけの理由と小さい会社に務めるリスクについてまとめてきました。
改めて、零細企業はやめとけという理由をまとめると、
- 【理由1】給料が低いから
- 【理由2】法定外福利はほぼ未整備だから
- 【理由3】社会的信用力が低いから
- 【理由4】倒産率が著しく高いから
- 【理由5】異性からモテない可能性あり
目的がなければ零細企業はやめておくのが無難です。
大企業への転職を目指しましょう。
また、ブラック企業を徹底排除する就職エージェントもあります。
将来実現したいことは何なのか?
キャリア形成のうえでどれほどの企業規模なら実現可能なのか?
今一度将来を見つめ直し、慎重に転職先は選ぶようにしましょう。
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